Meet the Team : Taichi Tsuji

Meet the Team : Taichi Tsuji

みなさまこんにちは!
Dialpad Marketing チームです。

今回はMarketing and Business Development Manager の ”辻 太一” さんをご紹介します!

セールスオペレーション、マーケティングからパートナーシップまで幅広く担当されていて、担当業務に限らずチームのことは何でも任せられる頼れる存在の辻さんです!

Dialpadに入社するまでの経緯や、Dialpadの魅力について、存分に語っていただきました。

それでは、どうぞ!


——Dialpadでどんな仕事を担当してますか?

肩書きは Marketing and Business Development Manager で、具体的に担当しているのはマーケティング、セールスオペレーション、パートナーシップです。

マーケティングでは、オンライン・オフラインでのリード創出やコンテンツ等プロダクトマーケティングも含めて統括してます。

セールスオペレーションとしては、例えばセールスフォースの案件の管理や、売上など数字の進捗状況、またどうすれば効率良くお客さま・パートナー・営業が情報にアクセス出来るかを見ています。

あとはソフトバンクとのパートナーシップですね。これは代表の安達さんと一緒にやっています。例えば、ソフトバンク側の担当者と毎週定例ミーティングを設けていて、営業さんたちにどういう風にDialpadを売っていただくか話したり、プロダクトのリリースにおけるオペレーション設計をしたり。営業、SE、プロダクト、マーケティングなどいろんな部隊があるんですけど、そういう方々とのコミュニケーションの取りまとめをやっていたりします。

ちなみに普段は沖縄で働いています。

——前職ではどんな仕事をしていましたか?

ソフトバンクで働いていました。ですがこれにも経緯があるので、少し遡ってお話しますね。

私はカナダの大学に通っていたのですが、「卒業したら国連で働きたい」と思っていました。それで、3年生の時に台湾に留学したんです。

なぜ台湾かというと、国連で狙っていたポジションの条件として、「英語や日本語以外にもうひとつ言語が話せること」というものがあったんです。詳細は端折りますが、フランス語か中国語かで悩んだ末に、「台湾で中国語を学ぼう」と決めました。台湾は親日だし、食べ物がおいしいし、地元である沖縄も近かったので、これは台湾だと(笑)

それで実際に台湾へ行き、中国語の語学学校に通いながら、大学院の授業を英語で受ける、という日々を送っていました。

ただ、現地で国連や世界銀行で働いている方々とお会いし、いろいろと話を聞くなかで、国連内にもヒエラルキーや政治が存在しているという事実を知り、当初思い描いていたような世界じゃないんだな、ということがわかってきました。だったら民間の企業で働き、別の形で社会を変えていきたいなと思い、就活の方針転換をしました。

——なるほど。

その後、「ボストンキャリアフォーラム」という、世界最大級の日英バイリンガルのための就職イベントに参加しました。私は当時コンサルファームなどを志望していて、実際に内定もいただいていたのですが、たまたまソフトバンクのブースが空いていて、「どうですか?」と誘われたんです。

ちょっと話を聞いてみようかなと思って最初に面接した方が、人事部の山内さんという、ソフトバンクホークスの社内応援団長の方でした。彼は鳥取出身で、「地元を熱くしていきたい」と話していたので、私も沖縄について同じことを思っていたので、お互いに地元の話だけして盛り上がっていたら、気に入ってもらえて、「次は最終面接行ってこい」と言われて(笑)

——そんなにあっさりと!?(笑)

でも私は、ソフトバンクのことをまだ何も知らなかったんです。当時は携帯電話の会社としか思っていなかったし、孫さんのことすらちゃんと知らなかった。で、最終面接に行ったら、ソフトバンクグループのお偉いさんが出てきて、「インドのこの案件の孫さんの方針についてどう思いますか?」と聞かれて、全然わからなくて(笑)思ったことを適当に話したんですけど、案の定ダメでした。

「山内さんのような面白い人がいるなら、ソフトバンクでの挑戦もしてみたかったな」と諦めていたら、その後突然電話がかかってきて、「今からソフトバンク来れる?」と、私一人だけ合格者の集まりに遅れて呼ばれたんですよ。

後でわかったんですが、山内さんが裏で「あいつは面白いから呼んでください」と推薦してくださったみたいで。こんなに私のことを想ってくれるのだったらここで挑戦したいなと感じて、初日で私の就活は終了し、ソフトバンクを選びました。

——ドラマチックな展開ですね。ソフトバンクではどんなことをされていたのですか?

ソフトバンクでは3年弱働きました。最初に配属されたのが、法人向けのGoogle事業担当で、(Dialpad代表の)安達さんと同じチームだったんです。それが彼との出会いでした。

具体的には、法人向けのGoogle Apps(現 Google Workspace)を国内でどのように展開していくか、という戦略と実行を行う部隊で、Google本社とやりとりをしたり、ときには安達さんと一緒にシリコンバレーへ出張したりすることもありました。

で、Google Appsのアプリだけでは補えない機能が当時いくつかあって、実はDialpadも、Appsを補完するためのサービスのひとつだったんですよ。というのも、Googleって電話の機能を保有していないじゃないですか。なので電話の機能でパートナープログラムがあって、そのうちの一社がDialpadだったんですね。そのうち、チーム内で「これは日本でも売れるだろう」となり、Dialpadを日本に持ってくるプロジェクトが動いたんですよ。

そしてこの事業を、ソフトバンクとしてやるか、Dialpadの日本進出としてやるかとなったときに、安達さんはDialpadとして進出させるためにソフトバンクを辞めて、一旦Dialpadに入り、そしてDialpad Japanの社長になった。これが日本法人設立の経緯です。

そして今度は私がソフトバンクにおけるDialpad担当者になったのですが、2年半ほど経ったタイミングで、Dialpadで面白い人たちが働いてることもあり、転職しました。

転職したのは2017年の夏なので、もうすぐ4年経ちます。まだ社員は10人もいなかったのが、今やAPAC全体で40人くらいになりました。

——Dialpadの好きなところはどんな点ですか?

人がみんな良いですよね。Dialpadは「誰と働くか」、つまり「人」を大切にしていて、採用においても「カルチャーにフィットするか」や「良い人であるか」を重要視しています。だから、メンバーたちはそれぞれ個性は異なるけど、お互いにリスペクトしているし、各自が責任感を持って自発的に動いています。

また、先ほども話したように私は地元・沖縄を盛り上げたいなという思いがあるので、昨年9月から沖縄に住んでいます。地域貢献活動をするNPOなどに携わりながら、Dialpadの仕事をしています。月に一度は東京に来て個別ミーティングなどでなるべくチームメンバーと対面で話す機会を設けていますが、基本は沖縄にいます。このように、働く場所を含めて自由に働けるのがこの会社の魅力です。

仕事の裁量に関しても、基本的には安達さんが人に任せる方針なので、「何かあれば相談してね」という感じです。なので、何かチャレンジする際も、とりあえず自分で考えてやってみて、ダメだったら相談する。だけど仮に失敗しても、安達さんはちゃんと最後の責任を取ってくれる人なんですよ。そこがすごいところですよね。だからこそ失敗を恐れずにチャレンジできる社内の雰囲気があり、実際に頑張っている人たちも周りにたくさんいるから、成長できる環境になっているのだと思います。

まだまだ一部の日本企業では、「出社すること」や「ミーティングに出ること」自体が仕事になっている面もあると思います。だけどDialpadではそうした無駄を削ぎ落とし、ミーティングも必要な人しか参加しないし、可能であれば15分単位でセッティングするようにしています。

ただ、業務はほとんどオンラインで行われる一方、チームでの会話や目線合わせも大切ですから、毎週月曜日の午前中はチーム全体で話す時間を少なくとも1時間半設けています。それ以外でも、各チームで毎週マネージャーとの1on1を行っています。

「業務以外で悩んでいることありませんか?」みたいな話を設ける時間も取るようにしていて、そこで打ち明けづらかった悩みなどに気付いてあげることによって、仕事をカバーしたり、我慢しなくていいように悩みの種を取り除いてあげたり、そのように心理的安全性を確保しながら生産性を高めています。

マネージャーとして、もちろんチームを引っ張っていく姿勢も大事なんですけど、「いかに働きやすい空気を作るか」も重要ですよね。仲良しこよしのチームではなくて、信頼が成立したうえで、なんでも相談できる場所を作ることを意識しています。

——今後の目標について

正直、これまで会社を辞めようと思ったことも何回かあるんです。もう安達さんとも長くやっているし、この業界に携わっている時間も長くなってきたから、「ほかの世界も見た方がいいんじゃないか」とか、そういう気持ちもありました。

でもまだここで何も成し遂げられていないし、この一年で、さらに素晴らしい人たちがたくさん入社してくれたから、この人たちと一緒にもっともっと世の中にDialpadを広げていきたいと思えたんです。

個性豊かなメンバーたち、新しいプロダクト、そしてLINEとの協業など、Dialpadには可能性しかないので、やっぱりこの製品を日本の企業のいちスタンダードにしたい。「メールどうする?」となったときに企業が当たり前にGmailを使うように、「電話どうする?」「Dialpadだよね」というところまで持っていきたいです。最初の選択肢の中に必ず入れ込みたいんですよ。

2021年11月現在で契約企業は約1,500社です。壮大な夢に思われるかもしれませんが、これを5年以内に1万社に持っていきたいんです。H.I.S.さんやランスタッドさんなど、大企業や有名企業も続々とご契約いただいていますから、さらに導入を加速させて、日本におけるコミュニケーションツールのスタンダードにしていきたいです。

——どんな人にDialpadに入社してほしいですか?

人を大切にできる人、ですかね。私自身が「人」でこの会社を選んだように、皆さんがどのお店に行くか、どのサービスにするか、を考える際も、「あの人がいるから」という基準で選ぶことも多いと思うんですよ。だから人を大切にする気持ち、リスペクトする気持ちがないと、最終的にDialpadを選んでもらえないと思っています。

その気持ちは営業だけでなく、マーケティングやサポートを含め、社員みんなにとって大切なものです。Dialpadを使っていただくことで、その企業や働く方々が幸せになってほしい。心からそういう想いを持っている方と、一緒に働きたいです。


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オフィス撮影:WeWork Shibuya Scramble Square

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